この本のこと
子どもに自然体験をさせてあげたいけれど、どうしたらいい?
幼稚園、保育園選び、どうしたら?
立派な遊具にお教室、あったほうが子どものため?
まわりの声を聞いてあせったり、不安になったり。
そんなおかあさん、おとうさんに読んでいただけたらと思っています。
子どもの育ちに必要なことは、とてもシンプルないくつかのこと。
答えはひとつではないけれど、そのひとつが生活のすぐ隣にある木や草、
虫や鳥、ただの原っぱ。身近な自然だと、
子どもたちの姿を見て思うのです。
禁止事項のとても多い公園や、
子育てに、みんなと同じようにできるようになったか、を求められている気がして
自身の子育てにも息苦しさも感じていました。
「子どもとの暮らしから、あたりまえと思うことを立ち止まって考える」
「子どもが歩く歩幅に寄り添って、子どもの今を大切にする」
おかあさん、おとうさんの肩の力が少しぬけて、自分の許容範囲が広がる。
この本がそんなきっかけの入口になれたら、と思っています。
(編集・発行人 大武美緒子)